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第18・19回☆おきたま若者交流塾

おきたまネットワークサポートセンター (川西町)

2011年11月10日

2011118日(火)、若者塾第1819回講座が開かれました。

今回は31名の塾生が受講しました。

18回講座では東北福祉大学の佐藤英仁先生より「地域課題を数値化してみる」と題してご講義いただきました。

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現在日本の人口は減少に転じており、地方ではそれが問題視されて久しくなっています。山形県の人口増加率は全国42位であり、置賜地方は-1.07%と山形県の平均よりも低くなっています。佐藤先生は「全ての数字には意味がある」と話され、人口が減少しているならばその理由を考えなければならないと話されました。

平均寿命や死亡リスク、出生率を検証し、山形県の平均寿命は平均並み、出生率も1.40と全国平均よりも高くなっています。置賜地方の出生率は1.52と山形県平均よりも高い数値となっていますが、人口増加率がマイナスになるのは若者が定着しないからであると仮説をたてることができます。

ではなぜ、若者が定着しないのか。それは働く場所がないからであるとする先生のお話には塾生も納得していたように思えます。全国の有効求人倍率が0.67とされる中、置賜地方の数字は0.26と、4人に1人しか就職が見つからない状態です。

若者の流出を防ぐために、魅力ある地域づくりが必要であり、雇用を確保するため、コミュニティビジネスを創出する必要があります。

数字からみる地域課題は深刻な状況を示していましたが、原因が推察できたことにより、課題に対してより前向きにアクションを起こすことが可能になったのではないでしょうか。

19回講座では(社)山形県老人クラブ連合会事務局長の高橋潔氏に「高齢化社会と地域づくり」と題してご講義いただきました。

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元来日本では、高齢者を敬い大切にするという習慣がありました。しかし、時が経ち、戦後の物が溢れる世の中で、老人の居場所がなくなってきた・・・と、高齢者たちが直面する、厳しい現実を高橋先生は教えてくれました。

そもそも若い世代の人たちにとって、「老人クラブ」のイメージは、必ずしも芳しいものではないと思います。

でもそれはただのイメージであって、若い人たちがその実情を知らないからだ、というのが高橋先生のお考えでした。

本来老人クラブは、①自分達の生活を豊かにするため ②地域自体を豊かにするための活動を行うことを目的とした、高齢者の生きがいと健康づくりのための組織となるはずであり、さらに老人クラブの立ち上がりから来年で50周年となるにもかかわらず、会員数は平成10年ころから減少しはじめ、現在は組織として冷却期から衰退期に片足をつっこんだ状態であることは紛れもない事実で、歴史ある団体が、その存続のために、それまでになかった外部委員会などをたちあげて、必至に生き残る道を探っているということでした。

お話をお聞きし、私たちが高齢になったとき、今あるものが残っているとは限らないという危機感に似た感情さえ覚えました。

今の「若い世代」が、高齢者の活動を理解し、支え、もっと関わっていかなければいけないと感じた講義でした。